PBRは、何に使うの？
一般的に、企業が保有する資産に対して株価の【割高】か【割安】か判断する指標で、株価の下値を判断する時に使われることが多い。
PBRとは・・・
１．Price Book-value Ratio の略で、【株価純資産倍率】と訳されます。
２．株価が企業の１株あたりの純資産※1の何倍になっているかを示したもの。
株価の妥当な水準の簿価ベースの純資産から判断する指標。
※1：１株あたりの純資産・・・BPS（Book-value Per Share）で表されます。
３．計算式
PBR（株価純資産倍率）＝ 株価／１株あたりの純資産（BPS) ［倍］
／記号は割り算を表し、単位は［倍］。
４．判断基準
PEBの倍率が「高い」ということは、【割高】と判断される。
PBRが１[倍]（株価と１株あたりの純資産が同じ）になったとき
つまり株価が解散価値※２と見合っているとして、「株価が下値になった目安」として判断される。
しかし、実際、PBRが１[倍]を下回っている銘柄もありますので、注意が必要です。
※２ 解散価値とは、会社が解散した時に、すべての資産を株主に返還したときの価値
2022年6月14日 改定 （FPジャーナル6月号（日本FP協会、2022年発行）より一部転載してます。）
