ROEは、何に使うの?
投資対象を検討する時に、ROEが高いほど自己資本を効率よく使用して利益を出した企業と判断する方法。
ROEとは・・・
1.Return On Equity の略で、【自己資本利益率】と表されます。
2.投資対象として適当かどうかを、企業の自己資本に対する当期純利益で判断する指標。
3.計算式
ROE(自己資本利益率)= 当期純利益/自己資本 ×100 [%]
/記号は割り算を表し、単位は[%]。
『自己資本は期中においては変動するため、「期首と期末の平均」を一般的に使います。』
3-1.応用式
自己資本利益率 = 当期純利益/自己資本 ×100 [%]
= 当期純利益率/売上高 × 売上高/総資産 × 総資産/自己資本 ×100 [%]
= 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ ×100 [%]
4.判断基準
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5.注意
『2012年12月の第2次安倍政権の成長戦略の中で、「グローバル水準の達成」が目標として掲げられた。そのため「ROEの目標値」を【ROE≧8%】として設定された。
国内企業のROEが低い理由として主に考えられているのことは、3-1に示した式より「売上高純利益率が【低い】」こと、つまり「当期純利益が売上高より【低い】」ということが考えられている。』(fpジャーナル3月号より一部要約)
今後、ROEの目標値をどのように設定しているかどうかを考慮する必要があると思います。
例えば、3-1より
ROEを【高く】設定する。⇒純利益を【上げる】、又は自己資本を【減らす】※1など。
※1:「資本を減らす」ということは、「配当金を増額する」、「自社株を買う」などの実施する。