通常、契約を締結する前に営業の方と何度か打合せをすると思います。
自分のやって欲しいこと・希望を話します。
相手の方では、「出来ること」と「出来ないこと」を説明して、いい返事を残して会社に戻ると思います。
最後は、契約書に盛り込んだかのようにして契約書を作成してきます。
しかし、ここで思い浮かべて欲しいことは、
相手方が用意して持参する契約書の中身というのは、法務の方および顧問弁護士などが、自分の会社に不利益にならないように作成してあるものです。
そうそう内容を書き換えられるものではないかと思います。
そして、契約締結後に問題は徐々に発覚していきます。
そうなる前に
「契約締結前までにやっておいた方が良かったと思うこと」とは
1)営業と話した内容は、ビデオで録画・録音をすること。最低限、録音しておくこと。録音の場合は、会話の中に相手の名前を一回でもいいから入れておくこと。←隠し撮りです。なぜなら、相手方も後日の訴訟リスクに対して隠し撮りしていると考えられます。
2)録音した内容を文字起こししておくこと。← 文字にしておくことで、後で冷静に内容を確認できる。デメリットは、文字起こしには、時間がかかるということ、会話内容が荒れていた時は、もう一度同じ内容を聞くのでイライラが溜まること。
次回、打合せの時に前回の内容を確認すること。内容が反映されていない時は、新たな話を始める前に確認しておくこと。もしくは、内容の確認をするのみで先に進まない。
契約書の内容の確認は、締結日しない。必ず、締結日前にもらい内容を確認しておくこと。
締結日は、相手に初めから契約内容を読んでもらい、こちらの内容が反映されいた時は、契約をする。しかし、反映されていない時は、その時に指摘する。
全然、反映されない時は、契約をしない。もしくは、妥協して印を押す。
ただ、ここまでやると途中から
「相手の方から今回は無かったことにする」とか「音信不通になる」か、「責任持ってやりますから等の口約束のまま契約書に印を押すように勧めてくる」か、もしくは最悪、「このまま契約に至らなかった場合は、今までの費用等の請求をさせてもらいます」といったことなど考えられます。
また、ある程度最期まで行った場合は、
たとえ自分の内容が全然反映されていなかったとしても、自分から「今回のことは、無かったことにする」等の発言は控えた方がいいと思います。明らかに自分の方からこの契約内容からおりますと意思表示をしているので、相手から何かしらの請求等があるかと考えられます。
このことを踏まえて、営業の方と良好な関係を築いていくことが重要だと改めて考えさせらます。ただ、これが一番難しいです。特に大手になると、何年か周期で異動になるので、関係を築けそうだなと思う時に移動になってしまうのでまた一から築かなければいけない。
個人で資産を維持管理するのも大変なんです。
作成者 まいと